ささやかな日々の雑記

奈良に住んでるおっさんの日記です。

幼馴染

異性の幼馴染と云々という話をよく見かけるが、残念ながら私にはそういう幼馴染はいない。いないんだけどふと思い出したことがあるので書いておこう。

 

小学3年から6年までの間、クラスメイトに病弱な女子がいた。一番家が近いのが私ということもあってよくプリント類を届けにいったものである。年月を経て大人になった二人は・・・と続いていきそうなもんだが実際にはそうはならず、中学になった途端、彼女は亡くなってしまった。

 

遺骨のかけらをこそっと持ち出して庭に埋めたら木の芽が出てきて成長を始めて、一方で私は引っ越してしまい、二十年ぶりにそこを訪れると木の芽は大きな木となっていた。そこで一人の美女と出会う。二人は夜のひと時を過ごすのだが再び木のところで別れると女は・・・といった阿刀田高の短編にあるような展開も当然ない。

 

でも、思い出してしまったのでしょうがないからその名前でググってみる。Facebookページが見つかる。一瞬びっくりしたが、同姓同名って意外といるんだね。オチも何もない話で申し訳ないんだけど、思い出したので書いてみた次第。もう三十年前の話ってことになるのか。