ささやかな日々の雑記

奈良に住んでるおっさんの日記です。

平成元年

(註:昔の思い出なので一人称が僕になってます)

昭和から平成になったのは、僕が高校3年生の1月のことだった。周りのみんなは受験直前だったけど、僕は推薦入試で進学先の大学が決まっており、1つ上の先輩に紹介してもらい、学校に内緒でローソンでバイトをしていた。

そのローソンは1階がローソンで2階がレンタルビデオ屋だった。レンタルビデオ屋は普段は閑散としてたのに、この時ばかりは大流行りだった。なにしろテレビが異常な状態だったからだ。その余波でローソンもそれなりに忙しかった。バイトを始めたばっかりの僕は大変苦労したのを覚えている。何しろ当時POSレジなるものはなく、商品に貼ってある値札を見て、レジスターに値段を入力していたのである。たまに値札が貼られてない商品があった場合など目も当てられない。

一方で大喪の礼はテレビで見た記憶もある。友達の家でみんなで見た記憶である。吹奏楽部だった僕たちはこういう時でないと演奏されないという幻の葬送行進曲に耳をこらしていた。

あれっ?ローソンでバイトしてたはずなのになぜ大喪の礼はテレビで見たんだろう?記憶違いか?

まあ、昔のことはよく覚えてないって話だね。